真闇での受難 ちゃぷ‥ちゃぷ‥。 暗闇の中、水を掻き分ける、冷たい音だけが流れています。 仲間とはぐれてしまい、地下深いダンジョンを一人で進む魔道士フレア。 彼女の心を恐怖から守っているのは、 毎日何時間も机に向かって積み上げてきた魔法の知識、旅で得た経験と能力‥ そして、ところどころの壁にある、消える気配のない不思議な明かりを灯したランプでした。 水浸しの、石造りのフロアは冷たく、そしてどこまでも静かです。 ブーツの中にしぶきが入らないよう、フレアはそろそろと足を進めていきます。 そうやって角を曲がると、その数メートル先、ランプの明かりが袋小路を照らしていました。 「‥あれ? 行き止まり‥か」 自分を元気付けるように、わざと強く声を出して呟きます。 ふう、と小さく息をついて、路を戻ろうと進み始めたその時、 後ろで小さく、しかし異質な水音がはっきりと聞こえました。 星のロッドを構えてさっと振り向くフレア。 見ると、袋小路の灯火の下に、水が大きく盛り上がって蠢いていました。 「‥スライム‥」構えを解き、刺激しないよう、少しずつ後ずさります。 総じて知能が低い不定形のモンスターも、 水のある場所では決して、甘く見る事の出来る相手ではありません。 フレアはそんな事は誰よりも良く知っていました。 しかし、それでもどこかに油断があったのか‥ それとも、単なるもののはずみ、不運に過ぎなかったのでしょうか? 殆ど平らな筈の壁にあったわずかな出っ張りに、 ロッドの後端がコツ、コツと二度、無情な音を立ててぶつかってしまったのです。 「‥!」 その音とわずかな振動が獲物の位置を教えてしまったのでしょう。 静かに波打っていた盛り上がりが、突然避けようのないスピードで襲い掛かってきました。 「きゃっ‥あ‥!」 水の中にしりもちをつきそうになったフレアですが、 浮いた足を何かに掴まれて、バランスを崩しただけで助かります。 いつの間にか壁から染み出したスライムの一部が、 ブーツを、包み込むように、壁にはり付けていたのです。 フレアはその拍子、大切なロッドを水の中‥ というより、スライムの中に落とし、見失ってしまいます。 いくら厄介とは言っても、逃げる事くらいはフレアの技術なら出来ないはずもないのですが、 しかし、恩師から譲り受け、今まで自分を守り続けてくれた、 大切なロッドを見捨てていくわけにもいきません。 姿勢を取り戻そうと、掴まれていない方の足を動かしたその瞬間、 スライムが身体の一部をムチのようにしならせ、下から飛び掛って来した。 「うっ‥」むずっ、とした感覚。 びちゃびちゃと激しく蠢くスライムは、事もあろうに、フレアの股間で踊り狂い出したのです。 「‥‥」 とにかく落ち着こうと、気持ちを整えるフレア。 しかしその時、股間の冷たさが一気に強まり、 続いて、恐ろしい勢いで猛烈なむずがゆさが襲い掛かってきて、 動き出しかけていた、フレアの並外れた知力が影を潜めてしまいます。 「なっ‥何‥」ぞわぞわっ‥異様な感覚の鳥肌が背中を包み、 同時にフレアは、股間を包んでいたタイツの薄布が、 溶かされ、失われてしまった事に気付きました。 そして、そう認識したせいか、あるいは本能が目覚めてしまったのでしょうか。 むずがゆさは一気に、限りなく甘ったるい何かに色彩を変え、 フレアの下半身で大きく脈打ち始めます。 「‥‥〜〜〜っ!!」 未経験の、壮絶な衝動に歯を食いしばるフレア。 どうしようもなく耐え難い感覚、としてしか受け止められなかったのは、 ほんの二秒か三秒程度だったでしょう。 深層意識がそう教え込むのか、意識の片隅に快感という認識が現れ、 それは一瞬でフレアの心を満たしてしまいます。 「あ、あ、うあああ〜〜〜っ‥!!」 神経の一つ一つが丁寧に洗われている事実が、フレアにははっきりと感じ取れました。 幼い恥部には残酷に過ぎる、人外の性的快感‥ 衝動への反抗、判断、理性を保とうとすること、それらに努めようとする気持ちになるような、 そんな余裕など生まれる隙は皆無の、あまりにも乱暴で、そしてとろける程に甘い激情でした。 「何で‥何でっ‥!!」 フレアはあまりの事に混乱し、無意味な問い掛けを発します。 大量に分泌されたらしい、暖かなよだれが、 唇からたらたらと垂れ流れ、首元に染みを作っていきました。 スライムはフレアの孔に入り込もうとはせず、 幼い恥部の割れ目を、小さな皮のフードの内部を、 清潔な肛門を、細胞単位の柔軟性で、激しく蠢き回ります。 「いやっ‥いやっ、いやっ‥!!」 どうにもたまらなくなってきたらしく、不自由な姿勢のまま 腰をくっ、くっ、と前後に振っていたフレアは、 それにリズムを合わせるように、首を左右に動かし始め始めます。 それは幸運と言うべきなのか、あまりにも早い、そして生まれて初めての臨界点でした。 |
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「いっ‥いやあぁぁぁ〜〜〜〜っ!!!」 股間が液化していく感覚と同時に、 びゅる、びゅるっ、と、大きな水音がして、フレアは悲鳴をあげました。 幼い魔道士の少女は、快感と言うには凄まじすぎる性の爆発に、 石の壁に爪を当て、腰を激しく前後に振りながら、大量のよだれを垂れ流し、涙をこぼします。 ぶわっ、と全身に鳥肌が立ち、 数種の突起と孔が示し合わせたように、同じリズムで痙攣します‥。 「‥ああ‥‥ああ‥‥‥ああ‥‥」 嵐が過ぎてなお、ひくひくと痙攣を続ける局部の感覚に、フレアはうっとりと声を漏らし続けます。 しかしやがてそれも収まり、フレアは穏やかに、 そして満たされたように、深く呼吸を続けながら、ただ足元を見つめていました。 恥部から離れ、蠢いているスライムの様子は、フレアの視界には満足そうに映りましたが、 ならばどうして脚を離さないのか、それを考えるのは、 アクメを終えたばかりで、暖かく心地良い性の余韻に浸かっているフレアには難しい事でした。
おまけ 台詞付き |
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台詞、スライム無し |
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